ニコンDX機で使うニッコール(2)


NIKON D90 + Ai Nikkor 35mm F1.4S

Ai Nikkor 35mm F1.4S

 ライカのレンズのように柔らかい中に合焦面が立つような画が欲しい場合、明るいF1.4レンズが必要となるが、画角35mmとなると、ライカのズミルックス、ツァイスのディスタゴン、そして国産主要メーカーの明るいレンズでも大変高価になってくる。ある程度購入しやすい価格で、APS-Cボディでもフルサイズでも使える本格的なレンズがいいという方には、ニコンであればこのレンズが最適となろう。また、フルサイズ機(フィイルム機含む)とニコンDX機の2台の運用で広角と標準の使い分けができるのも妙味がある。

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SUMMICRON-M 1:2/35 ASPH.


Zeiss IKON + SUMMICRON-M 1:2/35 ASPH. / Kodak PORTRA160

SUMMICRON-M 1:2/35 ASPH.

 現行のSUMMICRON-M 35mmASPH.の一つ前の世代のズミクロン35mm。当ブログで取り上げるには新しいレンズだが、生み出されて20年以上経っている。ライカMマウント35mmの中で、クセの強い芸術系よりも現実を正確に残したい向きの表現者にとって第一に選択肢に挙がるレンズであろう。とはいえ、コントラストが高いので最初の作例のようにフィルムの選択によっては厚塗りの油絵のようにもなる。

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D40 + NIKKOR-O Auto 35mm F2


Nikon D40 + NIKKOR-O Auto 1:2 f=35mm

寄れる50mmレンズとして使う

 ニッコールレンズは中古でも少し値段が高めだが、昔のAuto時代の非Aiレンズは概ね価格が優しい。1965年に生まれたNIKKOR-O Auto 1:2 f=35mmはオークションでも実店舗でもおよそ1万円以内で手に入るし、思い切ってグイッと寄って撮ればボケも綺麗だ。ニッコールはあまりボケに関しては言われないが、うまく撮れば、玉ボケから出る彗星の尾のような光は、綺麗なグラデーションを描く。ボディは非Aiレンズも装着可能な鉄板のD40だ。50ミリレンズは意外と寄れない(50センチ前後だろうか)が、APS-Cサイズの換算約50mmで30センチまで寄ることができるこのNIKKOR-O Auto 35mmF2を強くおすすめしたい。もちろん、ふところに余裕ができて非Aiレンズ装着可能なフルサイズボディを手に入れたならば、35ミリレンズの定番として使うのも良いだろう。一粒で二度美味しい、ニコンの銘玉だ。

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