ニコンDX機で使うニッコール(4)


NIKON D40 + NIKKOR-S·C Auto 1:1.2 f=55mm

NIKKOR-S·C Auto 1:1.2 f=55mm

 横から見るとまるで水を蓄えた壺のようなインパクトのある外観をしているが、見た目とは裏腹に少し絞ると繊細な写りをする。開放のにじみのある描写は個人的には好みである。かつてのノクトニッコールとなるとプレミアム価格となり手を出しづらいが、Auto時代のものと、より洗練された描写のAi Nikkor 50mmf/1.2Sは、比較的購入しやすく、手軽に大口径レンズを楽しむことができると思う。

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New Mamiya 6 (4)


New Mamiya 6 + G 1:3.5 f=75mm L / KODAK 100TMAX

暑い日が続くので雪の風景でも

 以前、雪が積もった日に東京の外れにある阿豆佐味天神社を撮った。立川の方にもあるが、こちらはJR八高線箱根ヶ崎駅から少し歩いたところにある阿豆佐味天神社。

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ニコンDX機で使うニッコール(3)


FUJI X-T1 + Micro-NIKKOR 55mm 1:3.5

Micro-NIKKOR 55mm 1:3.5

 「切れ味鋭い短刀」とでも言おうか、定番のマイクロレンズだが、個人的に通常のレンズでいまひとつ撮影がしっくりこない時にはこのレンズの出番となる。ニコンのDX機ではないが、以前FUJIのX-T1を試し撮りをしていたときRAYQUALのXマウントーFマウントアダプタで装着してみたら、しっとりとしたフジの階調にニッコールのシャープさが加わった画質が非常に新鮮であった。私自身、ボディとレンズはあまり異なるメーカーを合わせないで、できるだけ揃えたいとは思っているのだが、意外な組み合わせは、各メーカーの画質や描写の考え方の違いが浮き彫りになり、それぞれの道具の性格を知る上で有意義なのかもしれない(もちろん異論はある)。Z fcでどんな画質になるかはわからないし、新しいZマウントのマイクロレンズの方が高性能であろうが、Z fcの優れたファインダーで手動でピントを決めていくのも面白いのではないだろうか。

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