Leica I(A) +Leitz Elmar 1:3.5 F=50mm / KODAK ProImage 100
旧エルマー
以前エルマー50mmF3.5を撮り比べてみようと意気込んだのは良いが、個体差が余りにも多く、比較するのが嫌になって止めてしまった。エルマーも生み出されてからあと数年で100年を迎えようとしており、この長い年月の中、多くの人の手に渡るうちに様々な修理が行われていたわけで、旧エルマーの描写はこうだ!と自信を持ってウェブサイトで提示したところで、他の旧エルマーが同様な写りをする確証はない。根気よくいくつかの玉を当たって、ある程度の傾向は掴めるかもしれないが、沼にはまるどころか、そこには広大な湖が眼前に広がっており、溺れ落ちる前に早々に撤収した次第である。
とはいえ、この1928年製Leica A(I型)に装着されていたレンズは画角や描画の線の細さ等からおそらく旧エルマーであろうと推測される。ノンコートなので強い光には弱いが、フレアやフイルム特有のハレーションを生かした取り方を志向するならば、新旧問わずノンコートエルマーを選ぶのが良いだろう。
以前にも掲載したが、以下の作例は上が旧エルマー、下が1932年製コーティングされた新エルマー。
Leica I(A) +Leitz Elmar 1:3.5 F=50mm / KODAK ProImage 100
Leica DII(II) +Leitz Elmar 1:3.5 F=50mm / KODAK ProImage 100
Leica I(A) +Leitz Elmar 1:3.5 F=50mm / KODAK ProImage 100
Leica DII(II) +Leitz Elmar 1:3.5 F=50mm / KODAK ProImage 100
以下は全てLeica A(I型)旧エルマー。
Leica I(A) +Leitz Elmar 1:3.5 F=50mm / KODAK ProImage 100
Leica I(A) +Leitz Elmar 1:3.5 F=50mm / KODAK ProImage 100
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