売ることのできなかったデジカメ

SSLサーバー証明書が期限切れ

 先週末仕事から帰宅して自分のサイトを見たらデカデカと「詐欺サイトの可能性があります」と表示されて「なんじゃこりゃあ」と声を出して驚いたのだが、なんのことはない今年の一月末でサーバーのSSL証明書の期限が切れるのをすっかり忘れていたという、なんとも自分のズボラさが嫌になっている次第である。しかし、ブラウザを作っているGOOGLEやアップルに文句を言っても仕方がないのだが、もうちょっとマイルドな表現にならないものだろうか。SSLの期限が切れたくらいで詐欺サイト呼ばわりはないだろうと愚痴を言いつつ土日を使ってサーバーの設定を直していたのだが、私のサイトはサーバーで使うApacheなどのソフトウェアをソースコードをコンパイルすることから構築しており、面倒なことこの上ない。Apacheのバージョン2.4から設定の記述が全く変わったのに気づかず、ああでもないこうでもないとやっているうちに貴重な休日の時間を使ってしまったのである。フイルムカメラもそうなのだが、なんで私は面倒なことを嬉々としてやっているのだろうか。きっと偏屈というかへそ曲がりなのだろうな、こんな変人の中年男の場末のブログなんぞたいして見られていないだろうと高を括っていたのだが、Apacheのアクセスログを見ると結構閲覧されているではないか。ということはかなりの人数にあの詐欺サイトダイアログが表示されていたのかと思うと暗澹たる気持ちになるのであった。

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LEONON 1:2 f=5cm


よりフイルムらしく撮る

 1950年代のライカコピーのスクリューマウントレンズの中でニッコールやトプコール等の名門ブランド以外で最も面白いと感じたレンズがこのLEONONだ。もともとレオタックスカメラは戦前から写真機を生産していた名門だが、レンズは主にトプコールが付けられて販売されていた。1950年代末期カメラ業界の競争激化で各社コストダウンを余儀なくされる中、自社製ブランドとして世に出たレンズのため、言葉が悪いが安物のイメージが付きまとってしまう。しかし実際に撮ってみると決して安い写りではなく、より渋く、より粒状感たっぷりに仕上げると力強い絵になる。意外と都内の中古カメラ店でちらほら見かけるレンズ。よりフイルムらしいものに仕上げたい方におすすめだ。

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