カメラレビュー第7回 NIKKOR 5cm F1.1 + Z 7(4)
Nikon Z 7 / Nikkor-N 1.1 f=5cm (SS1/100 , F1.1 , ISO400)
NIKKOR-N 1:1.1 f=5cmで柘榴を撮る
柘榴(ザクロ)はその生々しい赤い色彩が人間の血液を連想させることから、キリストの受難や復活、鬼子母神の伝説など洋の東西を問わず物語の暗示として描かれてきた。人物であれ静物であれザクロと共に画中に取り入れると、その作品は宗教上の意味を帯びることになる。
Nikon Z 7 / Nikkor-N 1.1 f=5cm (SS1/100 , F1.1 , ISO400)
NIKKOR-N 1:1.1 f=5cmで柘榴を撮る
柘榴(ザクロ)はその生々しい赤い色彩が人間の血液を連想させることから、キリストの受難や復活、鬼子母神の伝説など洋の東西を問わず物語の暗示として描かれてきた。人物であれ静物であれザクロと共に画中に取り入れると、その作品は宗教上の意味を帯びることになる。
Nikon F801
1988年発売なので四半世紀遅れのレビューとなってしまうがご了承願いたい。このニコンF801は私が自分の意志で初めて購入したカメラである。当時美大生であった私は大学での課題のために一眼レフカメラが必要となった。新宿のヨドバシカメラで、周りから勧められていたNikon NewFM2にするか、1/8000秒シャッター搭載の新しいF801にするか半日くらい店頭で悩みまくった末、結局口のうまい店員に勧められるままF801を購入したのだった。AF35-70mmズームレンズ付きでおよそ12万円ぐらいしただろうか、当時の世の中はバブル真っ盛りで浮かれた時代であったが、広島から出てきた貧乏美大生には全く無縁の話で、購入後数ヶ月ほど生活が苦しかったことを記憶している。約30年経った現在NewFM2は中古にもかかわらずあまり価格が下がっていないが、F801はあるカメラ店で1000円ちょっとで売られているのを見たときに私は涙が出てきそうになった。しかし金融資産の価値として見ればこの選択は間違っていたが、実用の資産として見れば決して間違っていなかったと、30年の付き合いになるこのカメラを眺めつつ断言する(強がり含む)のである。
Mamiya 135
1977年発売。これより少し古い時期に出たミノルタハイマチックシリーズやヤシカエレクトロ、コニカC35等のコンパクトAEカメラに比べて地味な存在だが、搭載している3群4枚のマミヤセコール38mmF2.8は猛烈にシャープに写る。後に発売されたMamiya135EFや135AFに比べシンプルで扱いやすい。