Leitz Elmar f=3,5cm 1:3,5
Leitz Elmar f=3,5cm 1:3,5
歴史は古く1930年から第二次世界大戦後、後継のSummaronが出ても数年間作り続けられた。コンパクトで非常に薄く、沈銅させるElmar50mmに比べ、レンズキャップを取ってすぐに撮影できるため速写性に優れる。レンズの銘板に刻印された英数字の書体が魅力的で、姿の美しいレンズである。私が購入したElmar3.5cmは1946年製でコーティングがなされている個体であった。
Leitz Elmar f=3,5cm 1:3,5
歴史は古く1930年から第二次世界大戦後、後継のSummaronが出ても数年間作り続けられた。コンパクトで非常に薄く、沈銅させるElmar50mmに比べ、レンズキャップを取ってすぐに撮影できるため速写性に優れる。レンズの銘板に刻印された英数字の書体が魅力的で、姿の美しいレンズである。私が購入したElmar3.5cmは1946年製でコーティングがなされている個体であった。
Nikon S2 + W-NIKKOR.C 1:1.8 f=3.5cm / FUJICHROME VELVIA 50 (Cropping)
W-NIKKOR.C 1:1.8 f=3.5cm
昭和31(1956)年発売。ニッコール創成期の礎を築いた東秀夫氏の設計。一昨年Nikon Z6、Z7が発表された時、まず単焦点の35mmF1.8、50mmF1.8(あとズームレンズも)を出すと聞いて、ニコンは新しいマウントを原点に戻って構築しようとしてるのだなと思ったが、そのとき私がまず思い浮かんだのがこのW-NIKKOR.C 1:1.8 f=3.5cmだ。
Yashica Penta J + Tomioka Tominon C. 1:2 f=5cm / FUJICOLOR C200 (Cropping)
TOMINON
富岡光学製のレンズを評するときにしばしば言われる「トミオカの写り」というものがあるが、具体的にどういうものなのか私は分からないでいた。それは富岡光学が多くのメーカー向けに様々なタイプのレンズを製造していたということもはっきりしない原因のひとつであろう。ヤシカのカメラに注目するにあたって、いくつかのTOMIOKA銘のレンズと富岡がOEMで製造されたとされるものを試写し、このいささか神格化された感のあるメーカーのレンズを批評するにはまだまだ使い込みが足りないのだが、現時点で私が言えるのは「トミオカの写り」を本当に味わいたいのであればTOMIOKA、あるいはTOMINON銘のレンズを買っておけ、と言うことだ。