Elmar f=9cm 1:4


LEICA II + Elmar f=9cm 1:4 / KODAK Ektar 100

Elmar f=9cm 1:4

 このレンズも一本所有しておくと便利であろう。高価なライカレンズの中でも比較的入手しやすい価格で描写も良い。中心部がシャープで形の整った背景ボケはまさにLeitzの味付け。ファインダーはいくつか種類があるが、携帯性を重視するならば折り畳むことができるSEROO、速写を志向するならサドル型のSOOUTとなる。

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Summar f=5cm 1:2 + NOOKY-HESUM


LEICA IIIa + Summar f=5cm 1:2 + NOOKY-HESUM / KODAK Profoto 100

Summar f=5cm 1:2 + NOOKY-HESUM

 本来「ボケ」は対象物の背景や焦点面に対して脇役な部分であるが、それを主役に適用するには、撮影結果の充分な吟味と、「ピンボケ」「ねむい」などの批判に対する忍耐力と、「自分はこれが良いのだ」という信念のようなものが必要となるだろう。Summarの近接で花を撮った時、花自身が発光しているような効果となった。いささか網膜的な見方ではあるものの、それはシャープで焦点が合っているものだけが、必ずしも人の心を動かす唯一の条件ではないことを私たちに教えてくれる。

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Summar f=5cm 1:2


LEICA IIIa + Summar f=5cm 1:2 / KODAK Portra 160

Summar f=5cm 1:2

 定番のレンズだがフィルム、デジタル、どちらのライカのボディをお持ちであっても、必ず1本は持っておきたい。雨上がりや雰囲気の良い裏路地など、落ち着いたしっとりした画に。普段見慣れた風景もズマールを通して見るとまた違うものとなるだろう。

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